ヲタ倉健の『日々是決戰!!』

ヲタ倉健の日常の戯言。 ジャンル分類不能の発言も多し。

硫化水素ガスによる自殺報道について

このところ、硫化水素ガス(以下H2S)による自殺が増えているという報道が多い。
連日報道され、報道されない日はないのではないか、と思うほどである(ローカルニュースを含めての話ではあるが)

報道、という観点から言えば、H2Sを使った自殺についてファクト(事実)を伝えるのみであればかまわないと思う。事実を伝えているだけであるからだ。

そんななか、2008年3月18日には、某放送局の朝ワイド情報番組で、H2Sを発生させる方法や、自殺のためのノウハウを報道番組内で紹介していたという情報を得た。(得た、というか、得ていた)
そのような内容が放送されたどうか、裏を取っていないのではあるが、これが事実なら、事実であると仮定するならば、放送局以下制作に携わった者(出演者を含めて)は、日本全国に自殺を助長する行為、口を極めれば「自殺教唆、自殺幇助」をしたということに他ならない。
なおl、自殺幇助、自殺教唆は「自殺関与・同意殺人罪」という立派な罪(刑法第202条)であるのだ。

たしかにインターネットで爆発的に普及してしまった自殺方法なのかもしれないが、マスコミはインターネットでの情報のみが悪いように言いふらす。マスコミは自省、あるいは「人の振り見て我が振り直せ」という言葉を知らないようだ。

長くなるが、WHOの勧告の一部を紹介する。

「自殺を予防する自殺事例報道のあり方について」(2000年)
1)やるべきこと
・自殺に代わる手段(alternative)を強調する。
・ヘルプラインや地域の支援機関を紹介する。
・自殺が未遂に終わった場合の身体的ダメージ(脳障害、麻痺等)について記述する。

2)避けるべきこと
・写真や遺書を公表しない。
・使用された自殺手段の詳細を報道しない。
・自殺の理由を単純化して報道しない。
・自殺の美化やセンセーショナルな報道を避ける。
・宗教的、文化的固定観念を用いて報道しない。


日本のマスコミは 勧告の 2)を積極的に報道しているようにしか見えない。
私の錯覚であろうか?
自殺に関して報道できる事は「ファクト=自殺した事実」だけだというのが私の持論である。

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