ヲタ倉健の『日々是決戰!!』

ヲタ倉健の日常の戯言。 ジャンル分類不能の発言も多し。

末期癌に冒されて

末期癌に冒されたのは、小生の祖母である。

先だってより認知症(いわゆる痴呆・ボケ)が酷くなり、母の癌闘病の都合もあり、自宅での介護が不能になってしまったため、介護施設に入所してもらっていた。
また、施設入所後まもなく、膀胱癌がみつかり、一部摘出を行ったのだが、老体ゆえ、抗癌剤などの治療は行わなかったのである。


つい10日ほど前、施設で呼吸不全を起こしたため、提携病院に入院と相成った。
その2日後、医師の診断と、治療方針を聞きに行ってきたのだが、肺に転移が認められる。当然に体力がないため摘出は行えない。また、横隔膜内に炎症が起き、異常な出水が認められ、このまま放っておくと2〜3週間の命であろう、また、状況が状況であり、肺へ転移した癌はステージ4、つまり末期癌であるため、「いつ、何時容態の変化があっても(いつ危篤状態に陥っても)おかしくない」という話を聞き、肺から水を抜き取る事、緩和ケア的医療、つまり、痛みと苦しみをなるべく排除し、阿弥陀様の御許へ召されるよう(安らかに眠ることが出来るよう)、当座の依頼をし、親戚各家に「いつ何時容態が変化するかわからないので、近々に見舞っておいてほしい」旨連絡を入れた。

そして、昨日、13日。
改めて親戚等の意見を反映させた治療方針が聞きたいとのことで、病院に出向いた。
そこで、CTスキャンによる病巣部を見たのだが、肺に転移が4箇所ほど認められ、うち一つは7〜8センチの大きな腫瘍であること、また、左肩胛骨(ひだりけんこうこつ)に転移が認められた。
そのため、
1)ステロイド剤を用いて炎症の出水を押さえること。
2)鎮痛剤、最悪、麻薬(モルヒネ)を用いて痛みを取り除く。
その上で、
3)栄養の経口摂取(食事)を目標として、もう一度施設に戻る事を最大の目的とする
ことを確認した。
親戚には「いつ何時容態が変化するかわからないので、近々に見舞っておいてほしい」と連絡したので、覚悟は出来ているであろう。さらに、前回の入院時と同様、祖母の治療計画については、事実上、小生に一任されてしまったので、先述の3点を治療方針としてもらうことにした。


話を聞いた後、祖母の病室へ見舞えば、「痛い、痛い」という。
必死に左肩を浮かせるようにしている。
骨への転移した癌はは相当痛いと見える。

正直、祖母の命はいつまで持つかわからない。
飛行機で言うならば、着陸点の見えない状態である。
しかし、痛みだけは取り除いてあげたい。
小生が祖母の痛み、苦しみを代わってあげることが出来るなら、小生の命と引き替えに再び健康な祖母に戻れるなら、切腹だろうと、首刎になろうと・・・と何度も思った。

 生・老・病・死から人間は逃げることが出来ない。
さらに愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦、五陰盛苦と、俗に言う四苦八苦、小生はまさに四苦八苦に直面しているのかもしれない。
もちろん、祖母も生きて、老いて、病に冒され、そして死んでいくという現実と、痛みとともに向き合っている。

正直、小生は憔悴している。
我が愚父がもうすこし社会性を持っているなら、と嘆けども、まさにこれが「求不得苦」の苦しみなのであろう。

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